
都羅山(どらさん)駅は、国境から最も近い韓国側の最後の駅で、南北統一が実現した時、北朝鮮国民が韓国に入国する玄関口として2002年に整備されました。
2007年5月に、親友の結婚式に出席するためソウルを訪れた時、ちょうど象徴的な初の越境列車が、北朝鮮側にある開城工業団地との間で運行開始されたという報道がたけなわで、感動したものでしたが、その後の情勢の悪化により、現在では列車は運休しています。
ガラス越しに見えた、ほぼ新品の状態のままのX線検査機や、出入国カウンターが、胸に刺さりました。
いつの日か、あの日に見た渡り鳥たちのように、国境を越えてユーラシア大陸まで旅することができるようになることを夢見ています。
昨日、開城工業地帯が今月16日から再開するというニュースを見かけました。
写真は、北朝鮮のミサイル発射テストを発端とした両国間の緊張により、非武装地帯(DMZ)と開城工業地帯が閉鎖される直前の、昨年12月に訪れた時のものです。
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