デリー警察は7日から2日間の日程で予定されている米バラック・オバマ大統領の訪問に際し、その移動ルートを中心に2000人体制の警備に当たると発表している。
10月30日付TNN通信が報じた。

周辺にはいかなる侵入者も許さない四重のセキュリティ体制が敷かれているが、特にオバマ大統領が崇拝するインド建国の父、マハトマ・ガンディ廟のあるラージガート（Rajghat）への訪問時は、幾多のセキュリティ上の課題が予測されるだけに緊張を強いられている。

同警察によれば、準軍事部隊、特殊部隊、諜報部ほか、米中央情報局（CIA）とが共同で警備にあたり、総数は1000人から1500人ほどになる見込みだ。

関係筋の情報では、大統領の宿泊先となるITCマウリヤ・シェラトン（ITC Maurya Sheraton）やタージ・コンティネンタル（Taj Continental）では、少なくとも1週間前から厳重な警戒態勢が敷かれることになる。
CIA部隊は先週からデリー入りしている。

要所に設置されたセキュリティ装置のテストも終えている。
30日午前9時半ごろ、国会議事堂方面に入ろうとしたスクーターが誤って入場ゲートに軽く当たったが、セキュリティシステムが作動せずゲートが開いてしまうという事故があったが、関係筋によれば修復されたようだ。