インド最大の経済都市ムンバイと第7位の商業都市プネとを結ぶ、全長150キロあまりの高速道路は、2002年に全面開通して以来、二都市を行き来する住民らにとってなくてはならない大動脈となっている。
この高速道路を利用した自動車の台数は、過去3年間で170万台増加していることが分かった。
9月2日付ナブバーラト紙が報じた。

うち大部分にあたる150万台弱を自家用車が占めている。
マハーラシュトラ州道路開発公団（Maharashtra State Road Development Corporation：MSRDC）の試算によると、自動車の通行量は5年前の12〜15秒に1回から、現在は5〜6秒に1回と、2〜3倍に増えた。

具体的には2007年度の通行台数は980万4815台、2008年度には初めて1千万台を超え1045万6892台、2009年度は1152万696台で、3年間で利用台数は171万5881台、増加した。
うち乗用車の通行台数の増加が著しいが、一方でトラック等大型車の増加は伸び悩んでいるという。　

MSRDCによれば、高速道路はもはや州のみならず国の幹線道路として機能しつつあるが、よく整備された道がかえってスピードの出し過ぎや不注意運転を引き起こし、事故件数が急増していることを問題視し、安全運転指導を厳しく導入する必要性を指摘している。

全国国道委員会（National Highway Authority of India）調べによれば、現在国内に登録されている自動車の台数は1億1500万台あまりにのぼる。