毎月のお給料をいただいたら1巻ずつブッダを買うことにしました。
2巻ではシッダールタ王子の出家までの葛藤を描いており、やはり2回読み返してしまいました。
理不尽なカースト制度に強い疑問をおぼえ、誰にも等しく訪れる死や病、災害などの苦しみから人々を救う道を求め、出家を決意したシッダールタ。
読者はしかし、彼を心から愛し、彼を必要とした家族や国家はどうなるのかという疑問を抱くことでしょう。
それがブッダの非凡人たる運命であったといえばそれまでですが、手塚治虫さんの描くシッダールタは、あくまでごく普通の人間として家族らの愛や快適な生活への執着と葛藤し、それを必死でふりきっていきました。
ブッダはインドという、なにもかもが厳しい土地だったからこそ誕生しえたのだと思います。
それから2000年以上を経たいまもなお、インドは厳しい土地に変わりはありません。
(日曜日)