Chennai:中央皮革研究所(Central Leather Research Institute:CLRI)化学工学部門は先月26日、チェンナイにおいて、植物油からバイオディーゼルを精製する技術を発表した。
同研究所所長のマンダル(R A Mandal)氏によれば、成果物は「植物油を触媒的にトランスエステル化したもの」。
同技術は、チェンナイのヴェル・バイオディーゼル・エナジー(Vel Bio-diesel Energy)社に899万ルピー(およそ2,900万円)で売却された。
精製過程で副産物として得られるグリセロールにも、せっけん、化粧品、食品、甘味料、保湿剤、潤滑剤などの幅広い産業用途が見込まれる。
バイオディーゼルはデーラードゥン(Dehradun)にあるインド石油科学大学院(Indian Institute of Petroleum)が分析を行い、チェンナイのアンナー大学が26,000キロの走行テストを行った。
CLRIは今回の技術について特許を取得し、タミル・ナードゥ州ティルチラパッリ(Tiruchirapalli)近郊でバイオディーゼル製造ユニットの第1号を設立、その後国内各地に展開していくと述べている。