プネ市から毎年、なんと、2,600名もの日本語能力検定試験(JLPT)受験者数があることを、ご存知だろうか。
デリーの800名、バンガロールの600名と比較して、インド全土においても圧倒的に集中していることを、お分かり頂けるだろう。
プネには少なくとも22の日本語教育機関があり、日本語を教える個人教師も数多く存在している。
文部科学省による、海外での日本語教育推進ミッションを担うJASSO(日本語学生サービス機構、Japanese Student Services Organization)調べによると、1960年代からこれまで、文部科学省奨学金で日本への留学を果たした学生は、1,200人にも及ぶ。
同機関では、日本の大学へ学生たちを送り込むハブとして、プネ市を機能させることを目標としている。
4日には、日本から19校の大学関係者がプネを訪問し、学生たちに日本留学を検討してもらうよう、アピールした。
奨学金は、学業成績等に応じて、年間60万円からおよそ500万円までの幅があり、JASSOでも、大検合格者を条件に、独自の奨学金の提供を行っている。
欧米各国からの留学生と比較すると、インド人学生の割合は、まだまだ低いことから、今後プネを中心に、日本語を学ぶ学生たちにとって、日本が魅力的な留学先となるよう、JASSOや文部科学省を主導として、様々な取り組みがなされることになりそうだ。