インドや中国、ネパール、ブータンなど近隣諸国で100人を超える方々が尊い命を落とした、18日にシッキム州カンチェンジュンガ地方を震源として発生したマグニチュード6.9の地震では、マハーラシュトラ州プネを本拠とするインド空軍(IAF)女性部隊が発生直後から救援活動に奔走し、目覚しい活躍を遂げていたことが分かった。
9月25日付ナブバーラト紙が報じた。
その中のひとり、26歳のヘリコプター操縦士アルニマ・ヴィダテ(Arunima Vidhate)さんは、地震発生直後に現地入りし、状況確認調査を行った。
「上空から震災地に近づくにつれ、地表を真っ二つに切り裂くような地滑りが各所で目に付いた。IAF救援部隊が降下し救援活動に当たったほか、孤立している地域に救援物資を投下するなど活動を急いだ」
当初地上部隊で救援作業にあたっていた25歳のラナデ(PP Ranade)操縦士は、「ヘリコプターで上空から近づいた時に人々の間から沸いた、取り残されなかったのだ、という安堵の歓声が耳を離れない」と語る。
彼女らのほか18名の女性パイロットがシッキム州を中心とする震災地で救援活動にあたったとされている。